先生の働き方改革!新卒~若手ブラック教員生活【時短アイデア&転職体験記】

教員の働き方が変わってほしい。苦しむ先生方の気持ちが、少しでも軽くなってほしい。 【教員の大変さ】【時短&若手教員向けの指導アイデア】【教員からの転職】について発信しています。

【リアル】教員に向いている人の特徴や性格!「向いていない」と悩む人必見!転職の道も?

教員に向いている人の特徴や性格とは?

現職の先生方や、教員を志望する方で「自分が向いているのか」を悩む人もいると思います。

「子ども好きなら向いている」という綺麗ごとでは済みません。実際に教員を経験して、「こういう特徴が教員として強い」と感じた「リアルな見解」を紹介します。

 

「向いていない」人の特徴

「自分は教員に向いていない・・・」そう考えたことがある方は多いと思います。私自身は悩み続けた後、結局は転職を選びました。実体験を基に、まずは教員として向いていない人の特徴を紹介します。

 

  • 合理的

教員は残業代がほとんど出ません。給料を時給換算してしまう人は絶対向いていません。

  • 完璧主義

教員の業務は膨大です。毎日ある授業の準備も満足にできません。「いい授業を!」と理想を追い求めてしまうのは禁物です。過労死ラインを遥かに超えてしまいます。

失敗していい。自分は未熟で当然。長い目で成長すればいい。という気持ちが大切です。

  • やさしい

やさしいと子どもに舐められます。やさしい先生を好きになる子どもは大勢いますが、教員として学級を統率するうえでは、余計な苦労が増えることが多いです。

  • 人が嫌がることを率先して取り組む

人が嫌がることを率先して取り組むのは素敵なことですが、嫌がることを子どもにさせること成長になります。先生が善行をしても気が付く子は稀です。「人任せにする子ども」を育ててしまうだけです。

  • 怒りの沸点が高い

嫌なことがあった時、すぐ怒る人「まあいいか」で済ます人がいます。後者だと、子どもがよくない行動をした時、演技で怒りながら指導しなければなりません。かなりエネルギーがいります。「それは失礼だ!」と心から腹が立つ方が自然と指導できます。腹が立たないというのは教員として不便です。

  • 言動に傷つきやすい

学級では色々な子がいます。先生がどれだけ頑張っても子どもとの相性はあります。子どもの言動に一喜一憂してしまうと、精神的に参ってしまいます。

  • 八方美人

「全員と良好な関係を築きたい」は教室では命とりです。いじめられている子どもを庇ったり、頻繁に声を掛けたりすれば、嫉妬や「贔屓だ」という不満の声が出るでしょう。学級全体を導くためには、諦めるべき子どもも必ず出てきます。綺麗ごとでは済みません。

  • 細かいところに気が付く

いじめの兆候に気付いてしまったら過酷な指導が待っています。今まで優等生で教員とも良好な関係だった子が、いじめの主犯なんてよくある話です。優等生を指導し、いじめられっ子を守ったばかりに、多くの子を敵に回し、学級崩壊ということもありえます。

だからと言って、教員として「いじめを見てみぬふり」はできないと思います。気付いてしまったばかりに心労は尽きません。それなら細かいところに気付かない人の方が、教員として楽だと思いませんか。

  • 間違ったことが嫌い

子ども同士の世界では、理不尽な言動や、歪な友人関係ばかりです。それらを正そうとすると子どもに反発を食らいます。間違っていても、過干渉は禁物です。

  • 理論的

問題を起こす子どもに理論的な指導は通用しません。「怒られるからやらない」と思う子どもの方が圧倒的に多いので、理論抜きで怖い先生の方が楽に統率できます。

理論的な指導を好む子どもも当然いますが、理解力の高い子は問題を起こすこと自体が少ないです。

  • よく寝る

教員の業務は膨大です。睡眠時間を確保することは困難です。1日中仕事をして残りは寝るだけという生活はザラです。睡眠時間が長い人はプライベートの時間がなくなります。

 

 

いい特徴や性格でも、「教員として」は不向きになってしまう特徴がたくさんあります。

私自身、「誰にでも優しい」「嫌なことも率先して取り組む」「小さなことで腹を立てない」という性格を誇りに思っていました。しかし、教員として働く上では、面倒な性格だなと思うようになってしまいました。教員から転職した今、改めて自分の性格を見つめ直しています。

 

「向いている」人の特徴

それでは教員に「向いている」人とは?

  • おもしろい

最重要です。子どもは何よりも「おもしろい先生」が大好きです。大人同士でも同じですが、子どもは特に顕著です。

授業が面白い、話が面白い、雑学が面白い、人として面白い。何でもありです。funでもinterestingでも、おもしろいと言われる人は先生に向いています。

  • 喜怒哀楽がはっきりしている

よく笑って、厳しく叱って、そんな喜怒哀楽がはっきりとした感情表現の豊かな人が、『素敵な先生』に多いです。思い出が詰まった濃い一年間を子どもにプレゼントできるでしょう。

また、子どもが先生の顔色を窺うようになれば、指導はこっちのモノです。飴と鞭を自然体でいける人は向いています。

  • 睡眠時間が少なくてOK!(体力がある)

もともと睡眠時間が少ない方は、忙しく働いてもプライベートを確保できます。平日は朝から深夜まで働いて、土日は完全にフリーで遊ぶ!という先生方もいます。週明けには子どもに楽しい話をして、活動的で魅力的な先生の姿を見せられれば、さらに学級経営が上手くいく好循環になるはずです。

「疲れ果てた先生」を好きな子どもはいません。

  • 家庭より仕事優先

家族を優先する先生より、学級の事を一生懸命してくれる先生の方が子どもも保護者も喜びます。仕事と家庭を天秤にかける心労をせず、仕事優先!と割り切れる人の方が教員に向いています。

  • 子どもの笑顔のためなら無償で仕事できる

本心で「子どものため」と思って仕事ができる人は最強です。働き方のブラックさも何のその。先生が頑張った分だけ、子どもも返してくれるものが大きいはずです。

  • 怖い(激怒も冷徹さも可)

やさしい先生より怖い先生の方が学級経営が上手くいくことは多いです。怖い先生であれば、子どもは大人しくなり、問題行動が減ります。先生の話をよく聞き、落ち着いた学級になります。怖い先生の中に子どもが優しさを見出せば、固い信頼関係が生まれます。怖さが大きな武器になる職業です。

優しい先生は最初の好感度が高いかわりに、ちょっとしたことで好感度が下がりやすいです。

 

皮肉交じりの部分はありますが、実際に向いている特徴や性格です。

個人的には、睡眠時間が少ない人がとても羨ましいです。もともと9時間寝る健康的な生活を送ってきたため、7時間程の睡眠がギリギリの教員人生は辛かったです。毎日6時間睡眠で快適な人なら、自由時間1時間が手に入りますからね。今からでも夜更かしの練習をすることをお勧めします。

 

まとめ

人として素敵な特徴も「教員としては向いていない」特徴や性格は数多くあります。

教員生活で、自分の特徴や性格を発揮できず、悩み苦しんでいる方もいると思います。そういう方は、思い切って転職を考えるのもアリだと思います。他の職場では、重宝される性格も多いと思うのです。選択肢を増やしたり、視野を広げて教員の世界を見つめ直したりすることもできるので、是非、「向いていないかも」と悩んでいる方は行動してみてください。

 

教員からの転職についての記事です。よろしければご覧ください!

sensei-no-hatarakikata.hatenablog.com