先生の働き方改革!新卒~若手ブラック教員生活【時短アイデア&転職体験記】

教員の働き方が変わってほしい。苦しむ先生方の気持ちが、少しでも軽くなってほしい。 【教員の大変さ】【時短&若手教員向けの指導アイデア】【教員からの転職】について発信しています。

転職エージェント活用での注意点!『教員からの転職』本当に適切な転職先とは?/教員辞めたい

小学校教諭から転職を経験しました。教員からの転職に不安があったので、転職のプロに頼ろうと思い、転職サイトや転職エージェントを活用しました。しかし、転職活動を進める中で、「転職サイトやエージェントの話を素直に受け取っていいのか」と疑問をもつようになりました。

 

「教員からの転職は、潰しが効かない?」という不安や、「一刻も早く転職したい」という焦りもあると思います。しかし、転職活動を成功させるために、転職エージェントを使う際の注意点についても、冷静に考えていただければと思います。

 

①転職サイトとは

転職サイトとは、どんなものでしょう。転職したい人と、人材を探している企業を結び付ける、天国のような場所でしょうか。

冷静に考えてみてください。転職サイトとは非常にシビアな場所だと思うのです。

転職サイトには、多くの企業が掲載されていますが、その中に優良企業、ホワイト企業はどれだけあるのでしょうか。

優良企業ホワイト企業は、新卒の社会人からも人気があります。毎年多くの大学生が、会社の募集要項に従って就職活動を行います。転職サイト経由でなく、会社のHPなどでの募集です。

多くの大学生が優良企業に就職活動を申し込めば、優秀な人材も集まります。優良企業は転職サイトを使わなくても、優秀な人材を確保できるのです。

さらに、優良企業・ホワイト企業に入社した人たちは、自社のホワイトな働き方を満喫し、転職しようと思わないでしょう。人員が欠ける可能性が低いホワイトな企業ほど、転職サイトを使う必要がなくなります。

 

お分かりでしょうか。以上を踏まえると、転職サイトに掲載されている求人は

  • 新卒からの人気がない
  • 優秀な人材を確保できていない
  • 人員が足りない

という企業が多いと考えられます。

なぜ人気がなく、人材が確保できていないのでしょう。「業務が大変」「条件が良くない」「職場環境に問題あり」など、容易に想像できてしまいます。転職サイトを活用する際には、特に条件面など情報を正確に集める必要があると思います。

 

②転職エージェントとは

転職エージェントとは、どんな職業でしょうか。悩んでいる転職者のために、最適な転職先をプロデュースする仏様のような職業でしょうか。これも、シビアな職業だと思うのです。

転職サイトに求人を出す企業の多くは、求人の掲載費を支払っていると思います。

しかし、掲載するだけでは中々人材が集まらない――。そんなとき、企業が頼りにするのが『転職エージェント』ではないでしょうか。エージェントが転職者の希望を聞き、人材難の企業にマッチングさせることで、企業は大助かりです。エージェントの紹介で転職が決まった場合には、企業からお礼が送られることでしょう。出来高ですね。

私は『転職エージェント』に申し込むことで、ウェブサイトに非公開の情報も得られることを期待して、転職エージェントを利用しました。実際にエージェントさんと話をしていくと、紹介される職業が「ブラック」と言われる職業ばかり・・・

「なんだかブラック企業ばかり紹介されてる・・・?」と疑問をもち、転職エージェントの活用を終了しました。エージェントさん本人は親身に話を聞いてくれる人だったのに、なぜ本当に素敵な転職先を紹介してくれなかったのか。

お分かりでしょうか。

おそらく、転職エージェントさんは、人気のない企業を紹介し転職成功させる方が、高額の出来高をもらえるからです。

人気のある優良企業は、特に何もしなくても人材が集まるでしょう。問題は、人気のないブラック企業です。人気のないブラック企業を転職先に選ばせることこそが、転職エージェントの一番の仕事なのではないでしょうか。その難しさを考えると、ブラック企業に転職させるほど出来高が高くなることが想像できます。

仮に担当のエージェントさんが、ウェブサイトに非公開の優良企業を紹介先の手札に持っていたとします。しかし、最初に優良企業は出さず、転職者が納得しそうなブラック企業から紹介するのが定石ではないでしょうか。実際に、私はそのような傾向が感じられました。

転職エージェントさんも仕事として、転職者と企業のマッチングをしています。そうすると、出来高やノルマがあると考えるのが自然です。転職エージェントに勧められるまま転職して、「実は不人気の転職先だった」とならないように注意が必要だと思います。

 

③教員から転職を考える人とは

教員から転職を考える人とは、どんな人でしょう。以下の特徴があると考えられます。

  • 教員の働き方に絶望し、一刻も早く転職したい
  • 「教員はつぶしがきかない」など転職が難しいと思っている
  • 現状、自分に自信をなくしている
  • 今よりブラックでなければいいため、好条件は望んでいない

ブラックな学校現場で心身を削られ、ネガティブな気持ちになっているのです。「教員からの転職は難しいから」「今よりブラックでなければ目をつぶろう」など、条件を低く設定してしまうことも考えられます。

しかし、そのようなネガティブな気持ちのまま転職活動してしまうと、『転職先がまたブラック企業だった』という状況が目に見えています。

 

転職を成功させるために、教員としてのキャリアをしっかりと振り返りましょう。『元教員のブランド』を最大限に生かしてほしいと思います。

 

④教員になる人とは

そもそも教員になる人は、以下の素質が備わっています。

  • 教員採用試験に合格できる能力人柄がある
  • 真面目で、地道に取り組むことができる
  • 人のために行動したい、面倒見がいいなど、思いやりがある

つまり、真面目で優しく、優秀な人が教員になっているのです。

学校は社会の縮図とも言いますが、自分が子どもの頃のクラスメイトで考えてみても、教員になる人は、そこそこ優秀な人たちと分かると思います。

さらに、教員という職業を通して、

  • 教育に関しての知識・経験
  • 子どもから大人まで円滑なコミュニケーション能力
  • 集団をまとめる力
  • 膨大な業務をこなす仕事力

などを磨いてきたわけです。(ブラック労働への耐性もあります!泣)

「元教員は、地力がある」ということを自覚してください。皆さんもそうです

教員の経験は他業種でも生かせます。もし、自分が企業の採用担当者だったら、こんな『優秀な人材』欲しくてたまらないと思います。

 

「元教員」のブランドを客観的に理解していただけたでしょうか。

 

まとめ

  • 転職エージェントでは、不人気企業ほど優先して紹介されるかも
  • 教員との比較だけで転職先を判断しない(世間から見たら転職先もブラックかも)
  • 自分の価値を低く見積もらない
  • 教員の経験は転職に生かせる!

 

「せっかく教員になったのにもったいない」「教員より待遇がいい仕事なんてあるのか」と不安な気持ちもあると思います。でも、教員として働くことに限界を感じているなら、転職に踏み切ることはアリだと思います。教員の働き方は間違いなくブラックです。

 

今は、教員生活に疲れ果て、自信さえ失っているとしても、あなたが素敵な人であることは変わりません。有望な人材であることを忘れてはなりません。

転職者の望む条件が低いほど、転職サイトや転職エージェントからしてみると”カモ”です。ブラックな労働環境でも満足して転職してくれるなら儲けものです。

特に教員は「過労死ライン越え」「長時間サービス残業」「休憩なし」など超ブラック労働を経験したせいで、月60時間程度の残業や、有休取得率などを軽く見てしまいます。ご自身の大切な人生を、軽く扱われてしまわないように、注意が必要です。

 

『元教員』は転職でも強みになります。経験がない業種でも、これから成長していける「能力」「人柄」があります。自分を信じ、よりよい人生を叶えてください!

 

↓ 教員から市役所職員への転職体験談です!是非ご覧ください!

sensei-no-hatarakikata.hatenablog.com

 

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