先生の働き方改革!新卒~若手ブラック教員生活【時短アイデア&転職体験記】

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係活動まとめ!先生を助ける&学級に必要&面白い!まんねり解消の実践例も!小学校/学級経営

子どもの係活動、「どんな係が必要か」は先生も悩みどころだと思います。

色々な係について知っておくことで、子どもに提案することもできます!子ども任せの係だけでなく、学級経営がスムーズにいくために必要な係について取り入れることもおすすめします!

 

目次

 

係の種類について

係活動では、大きく2種類の役割があると考えます。

  • 学級がスムーズに進行するようにする係
  • 学級生活を楽しくする係

どちらも、クラス全員のことを考えて取り組む必要があります。

『漫画係』を例にすると、自己満足で漫画を描いて終わるのではなく、教室に掲示したり本にしたりして、みんなが楽しむことができるように活動させます。

「こんな係を作りたい!」という意見があったら、みんなのために活動できるか、という視点で考えさせるといいです。係のイベントを考えるときにも、「みんなが楽しめる活動」という視点で考えさせます。

 

「学級がスムーズに進行するようにする係」は子どもがやりたがらない場合も考えられます。しかし、よりよい学級生活を送るために不可欠であることを指導し、取り入れるといいと思います。クラスのみんなのために働くことは大切ですし、働いてくれる人に感謝の気持ちをもつ機会にもなります。

また、「楽しい係」ばかりだと、係同士で時間の取り合いにもなりかねません。(授業の時間が削れていきます)係のバランスに配慮が必要です。

 

係活動の実践の仕方について

係活動の実践にはルールを作っていました。

  • 基本的に、休み時間に活動する(係のイベントも)
  • イベントを企画した場合は、先生に事前報告する
  • イベントの計画は、説明から遊びまで15分で完結させる
  • イベントを実施するときは、朝の会で連絡する(強制参加でない

これらのルールがないと、子どもは授業中であろうとも、係のイベントをしたいと言い出すようになります。

例えば、お楽しみ係が「体育の時間を使ってドッジボール大会をしたい」と言い、それを認めてしまえば、他の係も「授業時間を使ってイベントをしたい」と思います。「お楽しみ係だけ授業時間を使ってズルい」という不満につながるので、基本は休み時間に活動させます。

私の勤務校では、最長15分の休み時間があったので、その時間内に完結する規模のイベントを計画させました。

 

また、「強制参加でない」として、子ども同士の自由を確保しました。短時間かつ、人数を集められるかは、企画の面白さ次第ということで、質の高いイベントを計画させるようにしました。

事前に先生に報告するルールなので、そこで企画について相談することができます。内容に不足があれば、再検討させます。先生がOKを出せば、実施する日を決めて、当日の朝の会で連絡させます。

 

このようなルールで係活動を実施することで、係ごとの平等さを保ちつつ、イベントもすることができました。ルールがない無法地帯だと、

  • 朝の会に、突然、係が連絡して、不満や質問の嵐になる。(授業も遅れて困ります)
  • 係のイベントが、みんなが楽しめるものでない、長引いてグダグダになる、強制参加で不満が溜まりクラスの仲が悪くなる

といった問題が生じます。みんなが程よく参加して、程よく楽しめるのが一番だと思います。

「強制参加ではないけど、一生懸命企画してたから是非参加してあげてね」「前に自分たちのイベントに参加してもらった人は、お礼の気持ちも込めて参加しよう!」という指導は大切です。

気持ちよく係活動ができるようなルール作りや、声掛けが必要です!

 

 

係活動のまんねり解消

係活動は、メンバーが決まった直後は活発に活動しても、だんだんと衰退していき、まんねり状態になりがちですよね。

そのまんねり解消として、たまには授業中に時間を与え、イベントを企画する時間を設けたりするといいです。その際には、必要であれば、授業中でも各係15分まで使っていいことにすると、どの係もやる気がでます。

授業中に係のイベントをする際には全員参加になります。ここでは、学級の仲を深める時間と思って、互いに楽しむように指導します。(自分の係のイベントだけ盛り上がって、友達の係のイベントにはやる気を出さない人は失礼ですよね)

 

また、基本的に休み時間に活動、15分までの時間、といったルールがあれば、係活動に飽きることも起こりにくくなります。

時間を与えすぎると、まんねりに繋がってしまうので、「もっと係活動したいな」と子どもが思うぐらいに、先生がコントロールしておくといいと思います。

 

係活動リスト

係活動の例として、参考にしていただけたら嬉しいです。

学級がスムーズに進行するようにする係

1.保健
2.配達
3.お手伝い
4.黒板
5.体育
6.学習
7.宿題
8.図書
9.飼育
10.戸締り
11.電気消し
12.給食
13.掃除
14.整頓
15.落とし物
16.忘れ物チェック

 

学級生活を楽しくする係

17.お楽しみ
18.お笑い
19.ダンス
20.誕生日
21.新聞(ポスター)
22.イラスト
23.漫画
24.工作
25.お悩み相談
26.手紙(休みの子へ連絡)
27.音楽(CD)

 

終わりに

係活動について悩むことは意外と多いと思います。少しでもお役に立てると嬉しいです。

子ども任せにするだけでなく、先生が上手にコントロールしてあげてください!「先生のお手伝い係」の子がいると、本当に助かりますし、子どもと信頼関係を深めるきっかけにもなるのでおすすめです!

 

↓ 本を読むこともおすすめです!

 

↓ 過去記事です!よろしければご覧ください!

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