『残念な教員図鑑』自分も「残念」かも!?周りの先生は?【教員ブラック/教員つらい/教員やめたい】
『残念な○○図鑑』シリーズ!子どもたちにも人気ですよね。
今回は学校現場で奮闘する先生たちの実態を紹介します。頑張っているけど残念な先生がたくさんいます。見覚えのある「残念な先生」は載っているでしょうか。
目次
①定時退校先生
教員の業務は膨大です。どれだけ自分の仕事を切り詰めても、効率的に進めても、本来定時退校は不可能です。なぜなら、担任以外の学校の仕事も膨大だからです。自分の仕事だけ終わらせて定時退校する先生の代わりに、定時で帰れない先生がさらに残業してフォローしています。
「業務を断れば定時で帰れる!残業が嫌なら何で断らないの?」という強気な先生もいるかもしれません。ですが、皆が断ったら学校が回りません。定時退校する先生は、どんな理由があろうとも、結局は同僚に仕事を押し付けていることになるのです。周りの先生が頑張っているからこそ、定時退校できるのです。勘違いしてはいけません。
②子育て先生
子育て等があり、周りへのフォローを当然に求めてしまう先生もいます。「子育てがあって大変だから!」は分かりますが、周りの先生も育児もあればプライベートもあります。それらを当然に奪う権利はありません。子育てを言い訳にして同僚に仕事を押し付けていては残念です。
③家庭ほったらかし先生
「定時退校先生」や「子育て先生」と逆です。教員の仕事に打ち込むあまり、長時間残業して自分の家族との時間を削っている先生も残念です。親からの愛情不足で問題を起こす子どもを、嫌という程見てきているのに関わらず、自分の子どもを愛情不足にしてしまいます。先生の子どもが、放課後教室等で預かられていることは多いです。愛情不足が行動に出ている子は多いです。まず、我が子を大切にし、家庭の時間を確保できない先生は残念です。
④プライベート諦め先生
忙しさのあまり、友人関係や結婚生活を諦めてしまう先生がいます。自分の人生を楽しみ、自分自身を大切にできない先生は残念です。
子どもや保護者の反応はいいです。担任の子のために、いくらでも時間を割いてくれるからです。
学校運営としても、遅くまで残業させても罪悪感が少ない使い勝手のいい人材です。
ですが本来、家庭があろうとなかろうと、平等にプライベートが確保されるべきです。独身時代の私は、とても疑問に思っていました。
⑤学校大好き先生
「子どものため!学校は大切!!!」と頑張りすぎてしまう先生がいると、周りの先生は苦労を強いられます。定時を過ぎてからの打ち合わせ、手の込みすぎた行事の計画など、「自分のやる気」を他の人に強要してしまいがちです。直接強要しなくても、子どもや保護者から比べられるため、やらざるを得ない状況になります。
定時の中で効率的に頑張るのは、とても素敵なことです。でも、長時間の残業をして成果を出すことをしてしまう先生がいると、家庭や自分の生活を大切にしている先生からしてみると厄介で残念です。「子どものため」という気持ち以外にも大切なものがあります。
子どもや保護者の反応は最高です。
まとめ
いかがだったでしょうか。どの『残念な教員』も、過酷な学校現場で懸命に励んでいる先生方たちです。
これらに当てはまる先生自体が残念なわけではありません。
自分の家庭を大切に思っても、逆に仕事を頑張りすぎても、何か残念な事態になってしまう。悪いのは先生ではありません。悪いのは教員のブラックな労働環境です。長時間サービス残業が当たり前の学校現場では、先生はどれだけ頑張っても仕事とプライベートを両立させることができません。
「自分の家庭を大切にしたい」「学校の子どものために頑張りたい」一人一人の先生方の思いが尊重されるためには、教員の働き方が変わる必要があります。
業務量が適切であれば、勤務時間外は自由に過ごすことができます。プライベートを充実させられます。それでも「子どものため!」と仕事をしたい先生も、自分が本当にやりたいことを好きなだけ励むことができます。
働いた分だけ適切な残業代が出るなら、残業する先生も報われます。残業代で、充実した家族サービスもできるでしょう。定時退校する先生も後ろめたさがなくなります。(残業代が出るのが普通なんですけどね…)
また、保護者の視点でも、先生に残業をさせるなら、追加料金を払うべきです。何でも学校に求めず、普通の金銭感覚で必要な分だけサービスを要求してください。追加料金が発生するなら「求めすぎる」家庭は減ると思います。現状「求め放題」だから感覚がマヒしているのです。
一生懸命励んでいる先生方が、どこから見ても残念でなく、生き生きと活躍される労働環境への改善を切に願っています。
↓ 本当に「残念な先生」のおまけです
ex①職場で不満たらたら先生
学校はブラック過ぎる!管理職が悪い!問題児が多い!保護者がクレーマー!
職場で言ったところで、です。話を聞く同僚の先生の時間を奪っているだけです。結局「でも頑張るか」と一生懸命励むなら不満を言わずに仕事を進めた方が周りの先生も気持ちがいいです。
ex②「私はできたけど?」先生
クラス替えで、去年まで落ち着いていた子どもが荒れることは多々あります。困っている現担任に、「私は指導できたけど?」というような先生は残念過ぎます。子どもが成長するうえで変わっていくことは当たり前です。子どもとの相性や、先生の指導力の差だけでは語れません。本当に優れた先生なら、クラス替えをした後でも、落ち着いて生活できるように指導しているのです。自分が担任する時以外のことを考えられない先生は残念です。
その他の仕事でも、自分と、周りの先生の性格や状況の違いを考慮して話ができないのは、人として残念です。
ex③怖い先生
子どもたちは、怖い先生の言うことをよく聞きます。しかし、それは恐怖というマイナスの力で支配しているだけです。必要な場合もあるとは思いますが、正しい指導ではないと思うのです。
怖い先生のクラスの子は、他の怖くない先生の言うことを聞かなくなります。また、クラス替えをした後、今までの支配から解放され荒れます。
子どもを真に成長させるには「怖い先生」ではいけません。でも、恐怖の支配を厳しい指導と勘違いしてしまう先生はいます。そして、クラス替えをした後、荒れだした子どもを見て、「私はできたけど?先生なめられてるよ。厳しくしたら」なんて言っちゃうわけです。
ex④「お局」先生
教員の世界に限らず、どの職場にも「お局」と呼ばれるような権力者はいると思います。機嫌を損ねないように、周りの先生たちの余計な苦労が増えます。
本人は好き勝手して、ストレスが減りますが、周りはストレス増です。また、本人は実力以上に仕事ができるオーラを出しますが、周りがフォローしているからです。
ex⑤「早く帰ってね」先生
早く帰りたいのは山々ですが、業務が多すぎて帰れません。
「定時退校週間だから、みなさん早く帰ってくださいね」と言われますが、担任が早く帰れるように業務を減らす取り組みを実施してください・・・
忙しいのは分かりますが、口だけで行動が伴っていないときついです。
その他、残念な人はたくさんいると思います。(よろしければ教えてください!)
その中でも懸命に励んでいる先生方、本当にお疲れ様です!!!