先生の働き方改革!新卒~若手ブラック教員生活【時短アイデア&転職体験記】

教員の働き方が変わってほしい。苦しむ先生方の気持ちが、少しでも軽くなってほしい。 【教員の大変さ】【時短&若手教員向けの指導アイデア】【教員からの転職】について発信しています。

『通知表作成』を時短したい!3割削減!成績処理&所見の書き方!小学校/時短アイデア/働き方改革

膨大な時間が掛かる先生方の「通知表作成」という業務。3割削減を、時短アイデアで目指します!

通知表作成で掛かる時間を考えると3割削減は相当大きいです。丸三日間掛けている業務なら、3割削減で丸一日の休みが生まれます。時間が掛かる業務だからこそ、時短を追求して少しでも負担を減らしましょう!

 

成績処理は、「現実」を受け止めるべし!!

子どもの成績処理をしていると、「△が多いな…どれか一つぐらい、△を〇にしてあげよう。」「今学期は頑張っていたから、どこか成績を上げてあげよう」「前回の通知表と成績を見比べて…」などと、多くの事を考えると思います。

「子どもの頑張りを、評価してあげたい」という優しさや、「あまり成績が悪いと、子どものやる気がなくなるし、保護者から電話が来るかも…」という懸念もあってのことだと思います。

 

これらの余計な考えすぎをやめて、「現実」を受け止めましょう!

子どもを正当に評価したうえで、出された成績であれば、それこそが、子どもの実態の示したものです。頑張りに比べて、いまいちな成績だとしても、あと一歩足りていないという現実がそこに表れているのです。

「通知表だと、同じ成績かもしれないけど、その中でも内容が違う。君の頑張りは、着実に力になっているよ。」「頑張りを続ければ、通知表もガラリと変わってくるぞ!次の学期も期待しているからねと、現実の頑張りに対して、励ましの言葉を送ることの方が、大切だと思います。

保護者の方にも同様に、「◎、〇、△」の成績では表れていなくても、頑張りを評価していることや、あと少し継続して頑張ることで、結果としても表れてくることを伝えれば、納得してもらえるはずです。

もちろん、学級の実態によって、成績処理を終えてからの「修正」が必要な場合もあると思います。でも、基本的には、成績処理通りでいきましょう!通知表は、子どもや保護者を満足させるためのものではありません。「現実」を受け止めさせ、そこから頑張らせることが大切だと思います。

 

特に、若い先生だと、「自分の授業が分かりにくかったかな」「保護者から聞かれるのが嫌だな」という不安もあり、ついつい、時間を掛けて、子どもたちの成績を、見栄え良く取り繕ってしまうと思います。(私自身がそうでした。)

ですが、自分の未熟さを反省するのであれば、成績処理で悩むよりも、今度こそ、子どもの理解を深めるために、これからの授業について考えることの方が大切です。

子どもたちの評価は、先生の指導の仕方の評価でもあるので、なおさら「現実」を受け止めて、子どもも、先生も、次への反省に繋げていくべきだと思います。

 

…という考えで臨めば、成績処理は最低限の時間で済みます!(^^)

理にかなった指導&時短!この組み合わせが大切です!

 

所見は、オンリーワンより、ナンバーワン!コピペもOK!

所見を書いていくと、「Aさんと、Bさんで内容が被ってしまった!」となり、別の内容を絞り出したり、少し書き方を変えたりすることがあると思います。

この手間をやめましょう!

無理して考えた所見の文章は、オリジナルの文章に及ばないことが多々あります。同等のクオリティを求めて文章を考えれば、ますます業務の時間が伸びていきます。

それなら、オリジナルで、一番いい文章を、AさんにもBさんにも使ってあげればよいと思います。オンリーワンに拘らず、ナンバーワンの言葉を書いてあげましょう!

 

そして、所見を書いていると、なかなか書くことが浮かばない子どももいると思います。毎日しっかり指導していても、浮かばないこともあります。所見が浮かばない子どもは、翌日、一日かけて観察してみるということも、いいと思います。「CさんとDさんとFさんは、この一週間でじっくり観察するぞ!」としてもいいです。

ですが、この所見が書けないというのは、他の子に比べて、特記すべきことがなかったという「現実」の表れでもあります。また、先生との関わりが少なかった、という反省でもあります。次回はスラスラと所見が書けるぐらいに、子どもとの関わり方を反省し、子どものよさを引き出すような指導を心掛けたい所です。

 

では、今回の所見はどうするか。ザックリ言うと、コピペです。

他の子で、素敵な文章を書けているなら、その中から、その子に当てはまる文章も見つかるはずです。無理やり、文章を作るよりも、既に作成したナンバーワンの文章を使って、所見として伝えてあげましょう。

「あまり、Cさんのこと見てなかったな…。どんな良いところがあったかな~!?」と悩むより、反省すべきは、これからの関わり方です。今回は、ナンバーワンの言葉で伝えてあげて、次回は、ナンバーワンかつ、オンリーワンの言葉を伝えられれば、オッケーだと思います。

 

所見も、むやみに考え込まず、今まで必死に指導してきた子どもたちのことを思い出しながら、自然と思い浮かんだことを書いていきましょう。オンリーワンの所見に拘らないで、コピペを駆使していいです。先生から子どもたちに伝えたい、ナンバーワンの言葉を、多くの子どもに書いてあげましょう!

ガッツリ時短にもなります!

 

まとめ

  • 成績処理は、「現実」をそのままで!
  • 所見は、内容が被っても、コピペしても、OK!

通知表は、子どもや、保護者にとっても、大切なものなので、先生方も、色々なことを考えて、時間を掛けて作成されることと思います。

しかし、その中で、本来不要な配慮をしてしまい、「子どもたちの実態」が正しく通知できず、通知表の意味が損なわれてしまう事態にもなってはいないでしょうか。

不要な配慮はやめて、次の指導に、頭を切り替えましょう!通知表作成は、グッと時短にできるはずです!

 

案外、先生方が悩むほど、保護者の方は通知表を気にしていなかったりします。所見は、そんなに読まず、「◎、〇、△」を数えるだけ、とか。。。私自身も、子どもの頃の所見など、微塵も覚えていません。

 

完全に余談ですが、通知表作成は、学級の人数差による不公平感をひしひしと感じますよね…。40人近い学級だと、20人分の子どもの所見を書き終わっても、「まだ半分!?人数少ない学級なら終わりなのに~」となります。30人書き終わっても、「まだ、あと10人あるの!?」となります。

学級の人数が多い先生方、本当にお疲れ様ですッッッ