掃除の時間中に先生がするべきこと/小学校/時短アイデア/働き方改革
今回は、掃除の時間中に、先生がするべきことについて、私の考えを書いていきたいと思います。効率&時短重視です!少しでも早く帰宅しましょう!
前回の記事では、「サボりの子を減らす、掃除の指導」について、アイデアを紹介させていただきました。よろしければご覧ください。
sensei-no-hatarakikata.hatenablog.com
先生は、子どもと一緒に掃除をしている場合ではない!
掃除の時間中ですが、先生は掃除をしている場合ではないと考えます。先生が率先して掃除をして見本を見せることも、よいことです。でも、先生の分まで、子どもにしっかり掃除をさせ、そのことを褒めたり感謝を伝えたりした方が、子どもの指導において効果が高いです。
先生が一生懸命に掃除すればするほど、子どもたちが暇になり、サボりの原因にもなります。基本は、掃除は子どもに任せましょう。その分、色々なメリットが得られます。
メリット
- 先生の視野が広がり、子どもに指導が行き届く
- 子どもに任せることで、責任感をもたせる。サボらせない
- 子どもたちに感謝を伝えられる
- 先生に時間が生まれる
「先生より丁寧に掃除しよう」「先生も掃除頑張ってるからね」と指導するよりも、「みんなのためにありがとう」と感謝を伝えた方が、お互いにとって気持ちがいいです。
そして、先生は、掃除の時間を使って別の仕事を進めるのです!
では、掃除の時間にするべき仕事とは!
抜き打ち!特別教室の見回り
掃除の時間なので、もちろん掃除の指導は必要です。いつも先生が教室で仕事をしていれば、教室以外の掃除場所はサボりが蔓延してしまうでしょう。週に一度くらいは、「掃除ご苦労様~!」と、各掃除場所を見回りに行くといいです。特に曜日も決めずに、気が向いたら行くぐらいの方が、いつ先生が来るのかという緊張感もあっていいです。毎日行くよりも、先生も時短になります。子どもたちを監視するのではなく、「気に掛けているよ」とメッセージを送るぐらいがちょうどいい気がします。
また、トラブルメーカーや、サボり常習犯の子がいる掃除場所へは、多めに見に行ったり、滞在して様子を見たりすることもしました。
子どもの手を借りて!教室掲示
放課後に、先生一人で行えば、一苦労な教室掲示。その分、帰宅時間も大幅に遅れてしまいます。掃除の時間中に指揮をとって、子どもたちに掲示してもらいましょう。
掃除の時間中に、先生の手伝いをすることを、子どもたちは喜びますし、教室の環境整備という見方をすれば、掃除中に行わせても違和感のない作業です。教室の掲示は、是非とも、子どもの手を借りましょう。指示をした後は、先生はさらに別の仕事にも取り組めます。
落ち着いて話せる、個別指導
「いつ話すの?」
「今(掃除の時間)でしょ!」
とばかりに、子どもの個別のトラブルは掃除の時間に指導していました。トラブルはできるだけ早めに話を聞いて解決したいですが、焦って解決を急ぐと、後から余計にややこしくなることもあると思います。(子どもが納得していなくて保護者から電話が来たり…)
忙しい学校生活の中で、休み時間をトラブルの解決に捧げていると、先生の忙しさは加速し、授業にも支障が出て、休み時間中に別のトラブルが起きて…と、余裕が皆無になっていきます。
「掃除の時間に話を聞くからね」と伝えておけば、先生も子どもも安心でき、後で落ち着いて指導をすることができます。掃除の時間を使おうと思っているだけで、心の余裕が全然違います。
また、難しい問題を抱えた子は、同じ掃除場所の子だけに声を掛けておき、友達の目がない場所で話を聞くこともできます。「○○さん、職員室まで荷物運ぶの手伝って~」と周りに聞こえるように声を掛けると何気なく連れ出せて、お勧めです。
掃除の時間に個別指導をしないと、休み時間や、放課後、もしくは授業中に行うことになるでしょうか。授業は全ての児童に大切であり、個別指導のために、関係ない子の学習機会を奪いたくないです。放課後の指導は、時短と真逆の行為ですし、子どもの帰宅が遅れることも望ましくありません。掃除の時間に、先生が対応できるようにしておくべきです。
まとめ
掃除の時間中に先生がするべきことをまとめると以下の通りです。
- 特別教室の見回り
- 教室掲示の指示
- 個別指導
それでも時間があれば、さらに先生の手伝いの指示を出したり、丸付け業務に没頭したりして、時短を目指しましょう!
「先生も掃除をするべき」という考えが、少しでも残っている方は、是非、子どもが登校する前に、朝掃除をしてみてください。どれだけ一生懸命掃除をしても、子どもが過ごしていれば、教室はすぐに汚れます。子どもが下校した後は、「あれ、掃除したのに?」というぐらいゴミが落ちています。
5分の朝掃除を、大人が一人でテキパキ行うと、かなり教室が綺麗になり、やりがいがあります。綺麗な教室で子どもたちを迎えることは「割れ窓理論」にも通じます。
たまに、子どもたちが登校してくる時間まで、朝掃除を続けていると、子どもたちに「先生も掃除をしているんだ」と気付かせることもできます。私の場合、朝掃除の終わりが間に合わずに、登校してきた子どもに見つかるという状況が何度かありました。数人の子だけが「先生も朝掃除をしてくれているんだよ」と知っているぐらいが丁度いいと思います。「先生は掃除しなくてズルい」という意見の子を、子ども同士で鎮めてくれるようになります。
掃除の時間を有効に使って、時短、効率化に取り組んでみてください!
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