先生の働き方改革!新卒~若手ブラック教員生活【時短アイデア&転職体験記】

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『先生嫌い』子どもが言う時の対処法!親にできること!はずれ先生を育てよう/子育て/小学校/教師/不登校

『先生嫌い』と子どもに言われたら、焦りますよね。

子どもの話だと「特定の子を贔屓している」「自分だけ叱られる。嫌われている」とのこと。

保護者としてどのように対応すればいいのでしょうか。「はずれ先生」に当たった時の対処方法について考えます!

 

①子どもの話を受け止める!

まずは、ショックを受けている子どもの話をよく聞いてあげましょう。

子どもの話を最後まで聞き、「つらかったんだね」と共感することが大切だと思います。家で学校の愚痴を言うことは勇気がいることです。「話してくれてありがとう」と伝えると、子どもも安心できると思います。

「はずれ先生だったなんて!」と保護者も困惑してしまう状況ですが、じっくり話を聞くことで子どもも親も落ち着いて、問題解決に移行することができます。

 

②「悪い先生だね」と同調はNG!

(そんな悪い先生だったんだ!)と子どもの話に驚いた時も、グッとその言葉を飲み込んでください。

「悪い先生だね!ひどい!」と同調する言葉は絶対にNGです!

なぜなら、子どもは明日も、その先生のもと学校生活を送るからです。もし、親が「悪い先生」と公認してしまえば、子どもは「悪い先生」と過ごしているという自覚をもってしまいます。「悪い先生」の一挙手一投足に、子どもはより苦痛を感じるようになるでしょう。

「悪い先生」として認識してしまうことで、子どもがその先生の言うことを聞かなくなるかもしれません。

「はずれ先生なんて大したこと言わないから、聞かなくてもいい!」という気持ちも分かります。でも、先入観をもってしまった子どもは、先生の正当な注意も聞かなくなってしまうでしょう。

「はずれ先生の言うことなんか聞きたくない」という考えが、子どもの成長に悪影響を与えてしまいます。だから、保護者は子どものために、「悪い先生だね、はずれ先生だね」と伝えてはならないのです。

 

むしろ、子どもの成長のために「はずれ先生」を庇い、

「つらかったね。でも、先生もきっと、あなたのことを大事に考えてくれてるよ」

とフォローできれば満点です。内心、(うちの子を悩ませて、なんて悪い先生だ~!!)と怒り爆発かもしれませんが。

 

③「自分はどうだった?」と聞いてみる

子どもの話を、共感をもって聞くことで、子どもも少しスッキリすると思います。その後、子どもの成長を思うなら、「自分はどうだった?」と反省する点がなかったか尋ねましょう。

「私も、こういう所は反省してるから、次は気を付ける」と我が子が言ったなら、成長を感じずにはいられません。自律ができている子です。

「そっか。自分で反省できて偉いね。大事なことだね。」と伝えれば、子どもも自信を持ち、今後も素敵に成長していけると思います。

 

「自分はどうだった?」と尋ねてみることで、実は子どもが悪さをしていた、という事実も発覚するかもしれません。「こら!」とも思いますが、正直に言えたことを褒めてあげましょう。自分で反省して正直に打ち明けられる、素敵な心をもった子どもです。

 

それでも「やっぱり納得いかない」「先生に伝えたいことがある」という場合は、学校に連絡してみてもいいと思います。

先生の話と食い違わないように、子どもの話をよく聞き、子どもに反省点がなかったかを確認しておくことが大切です。モンスターペアレントと思われたら嫌ですよね

 

④「はずれ先生を」育てる

どうも頼りない「はずれ先生」は保護者が育ててあげるというのも大切な考えです。

担任の先生は、年齢がバラバラです。保護者の年齢より遥かに上の大ベテランの先生から、22,23歳の初任の先生までいます。ベテランの先生には経験があるため、保護者としても安心です。保護者の悩み事さえ相談にのってくれるでしょう。

対して、若い先生は、教員の経験どころか人生経験も浅く、保護者が教えてあげる場面が多々あったりします。「頼りないな…」と感じるところですが、グッとこらえて、保護者のフォローで「はずれ先生」を育ててあげてください。「はずれ先生」が成長することで、子どもの成長にいい影響があるはずです!意外といい先生になるかもしれないですしね!

 

まとめ

子どもが「先生嫌い」と言った時の対処法です!

  1. 話を共感しながら聞く
  2. 子どもの前で、先生を悪く言わない
  3. 反省点も確認する
  4. 「はずれ先生」は保護者が育てる

 

先生も、子どものことを考えての指導だと思います。学級には多くの子どもがいるため、自分の子どもに不利益が生じる場合もあります。

保護者が「先生を育てる」くらいの寛大な心でいると、子どもの発言に落ち着いて対応できると思います。案外、子どもが悪さをしていて、先生を悪く言っているだけの時もあるので、「子どもの話をよく聞く」「同調して先生のことを悪く言わない」などを意識して、冷静に対処していただければと思います!

 

と、ここまで書いてきた私は小学校教諭の経験があります。

「子どもが『先生の指導がおかしい』と言ってるけど、どういうことだ!」

と怒りの電話を受けて困るという経験もあったので、今回の記事を書きました。

実際、子どもは自分の都合がいいように話をします。(ご自身が子どもの頃を振り返ると、都合よく話をした経験があるのではないでしょうか。)

子どもの話は嘘半分ぐらいの気持ちで、「自分は悪くなかったの?」と聞くと、さっきまでと話が変わったりします。電話された保護者に詳細を伝えると、電話の向こうで子どもが叱られていたりすることもよくある話です。

子どもと先生の話が違う!!

となったときは、9割以上先生が正しいです。子どもが嘘をつくことは普通ですし、嘘でなく「思い込み」のときもあります。客観的な大人の話を信用して頂ければ幸いです。「我が子が嘘をつくはずがない」という思いにとらわれている保護者の方を多く見てきましたが、子どもは嘘をつくものです。

先生も、学級全員をまとめながら、子どもたち一人一人の成長を願っています。至らない点があった時には、お子様にフォローしていただき、励ましていただけると嬉しいです。

学校と家庭、ともに子どもたちの成長を願っています。ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。