先生の働き方改革!新卒~若手ブラック教員生活【時短アイデア&転職体験記】

教員の働き方が変わってほしい。苦しむ先生方の気持ちが、少しでも軽くなってほしい。 【教員の大変さ】【時短&若手教員向けの指導アイデア】【教員からの転職】について発信しています。

教員から転職!『面接試験対策』”元教員”をアピール!市役所に”4カ月合格”

「教員は転職に不向き」という厳しい見方もありますが、実際に転職活動、面接試験を経験する中で、”元教員”の強みを実感しました。

教員として懸命に励んでいらっしゃる先生方の中には、転職を検討されている方も多いと思います。是非、「教員から転職」の可能性を知っていただき、ご自身のよりよい人生を叶えてほしいと思います。

 

今回は、私が取り組んだ「面接試験対策」と、実際に面接試験を受け、合格を勝ち取る過程で分かったことを書いていきたいと思います。

 

自己分析と教員時代の振り返り

以前の記事でも書きましたが、転職活動、特に面接試験においては「自己分析」と「教員時代の振り返り」が大切です。自分の長所短所を知り、教員時代で学んだことを整理することで、面接で「自分をどのようにアピールするか」「何を話すべきか」が見えてきます。教員としての経験があること、教育現場や子育て家庭の実情を知っていることなど他の受験者の方には無い、自分の強みを意識できると、面接での武器になると思います。

【自己分析】

  • 「自分の強みは何か」
  • 「自分の強みはどんなことに生かせるか」
  • 「自分はどんな性格か」
  • 「今までどんな経験をしてきたか」
  • 「どんな仕事に取り組みたいか」
  • 「どんな人生を思い描いているか」

【教員時代の振り返り】

  • 「教員として働く中で学んだこと」
  • 「苦労したことと、それを乗り越えた方法」
  • 「学級経営で気を付けていたこと」
  • 「失敗したことや成功したこと」
  • 「工夫してきたこと」
  • 「学校行事で印象に残っていること」
  • 「自ら率先して取り組んだ業務」
  • 「教育や子育てに対する思い」
  • 保護者や地域の方と協働して取り組んだこと」

多忙な教員時代に「学んだこと」「身に付いたこと」はたくさんあると思います。面接で十分に伝えられるように、準備することが肝心です。

よろしければ、以前の記事も参考にしてください。

sensei-no-hatarakikata.hatenablog.com

 

体験から『エピソード』への練り上げ

面接で伝えたい内容があるのにも関わらず、「本番で緊張して忘れてしまった」「順序だてて話せず、上手く伝えられなかった。」となってしまったら、もったいないですよね。

大事な内容を、簡潔に、分かりやすく伝えられるように体験をエピソードとして練り上げることをおすすめします。

  • どのような思いだったか
  • どのような行動をしたか
  • どのような結果になったか
  • 結果から何を学んだか

このように順序立てて考え、エピソードとして、話のネタを用意しておくことで、面接時に分かりやすく伝えることができます。エピソードのポイントを思い出しながら話す」練習をしていくと、自分でも要点をより意識できます。多少言い間違えをしたとしても、言いたいことが面接官に伝わる話し方ができるようになるはずです!

「○○な思いをもって、取り組んだ出来事はありますか?」「何かを学んだ体験を話してください」という面接の質問にはクリティカルヒットですし、準備の段階から「このエピソードは、こういう質問に対して話せそうだ」と想定しておくことができますよ。

 

自治体の課題や取り組み」を調べる

面接では受験する自治体についての質問がされます。「どのような課題を抱えているか」「どのような町づくりの計画があるか」「どのような取り組みをしているか」といったことを調べておく必要があります。多くの自治体のホームページには、「○○市 総合計画」「マスタープラン」といった自治体の取り組みの指針が公表されています。関連する計画や、具体的な取り組みについて把握し、自分の考えも準備しておくといいです。

そして、自治体について調べていくと、「教育」や「子育て」を重点に挙げ、様々な取り組みをしていることが分かると思います。少子高齢化が進む現代社会において、「教育」や「子育て」は今まで以上に重要なものと捉えられています。そんな中、市役所の職員として、「教育」や「子育て」に精通した人物が必要とされていると思いませんか?

教員からの転職者が、求められていると思いませんか??

是非、”元教員”の強みをアピールして、「市役所職員として必要な人材」と思わせたいところです。

 

ホームページ等を調べていくと、「自治体は、こんなにも色々な取り組みをしているんだ」と知れて、面白さもあります。特に教員から転職される方は、「教育」や「子育て支援」の取り組みについて面接で尋ねられる可能性が高い(寧ろ自分から話題にするべきアピールポイント)、と思うので、注意深く調べておくといいと思います。

 

不安なことは、プロ頼み!『転職面接突破法』

転職での面接には、新卒のときと違った準備が必要なのでしょうか。分からないことがあるとき、不安に感じるとき、私は教員時代から本を参考にしていました。一冊読んでおくことで、新しい知識が増えたり、自分の考えとの相違点を発見できたりして、不安が自信に変わっていきます。「面接試験の対策って何をするの」「自分の対策の仕方が間違っていないか不安」という方は、本を読んで、面接のプロの意見を参考にしてみるといいと思います。私は『10万人が受講した究極メソッド 転職面接突破法』という本を読んで参考になったので、よろしければ読んでみてください。

「本を読んで対策した」という事実だけでも、「やった感」が出て、不安が解消されますよね…!

 

まとめ

「教員から転職」の面接試験対策をまとめると、

  • 自己分析と教員時代の振り返り

  • 体験から『エピソード』への練り上げ

  • 自治体の課題や取り組み」を調べる

  • 不安なことは、本を読む

です。合格を勝ち取るために、是非取り組んでみてください。

 

面接試験では、聞かれたことに対して、素直に答えればよいので、極端に言えば、全く準備をせずに面接に臨んでも、面接官との相性がよければ合格できるかもしれません。

でも、合格の可能性を少しでも高めるため、できる限りの準備をしておくべきだと思います。(来年も筆記試験の勉強をするのは大変ですよね…!)

そして、教員として働いてきたことは、転職活動において、自分の強みになると思います!”元教員”を十分に生かして、よりよい人生を叶えてください!

 

次回は、実際に聞かれた質問もたっぷり盛り込んだ、「面接の一問一答」を紹介したいと思います。面接練習に是非ご活用ください。